GOOD MORNING DREAMER

各種レポート(ライブ、旅行など)、会場ガイド、考察、コラム、他 雑記。主にSHINさんの話題が中心です。

【Live Report】2019/1/19 SHIN SKULL HEADS SPEAKING vol.0「GLAMOROUS SHOW 2019」 @ SPACE ODD

書ききれていないReport類が飽和状態ではあるものの、書きたいものから書いていく精神でSHINくん最新LIVEからグラショレポを投下するのでお付き合いいただければ。
(古いレポは後でやっつけます。すいません。)

2018年にSHINくんが自身の名前の由来を漫画の『NANA』にあることを明かし、『NANA』の世界観をオマージュしたコンセプトLIVE『GLAMOROUS SHOW』が開催され、チケットが争奪戦となった。
そんなSHINくんが2019年一発目のONEMAN LIVEとして選んだのが同じ冠を称した『GLAMOROUS SHOW 2019』だ。

昨年に引き続きチケット争奪戦となったプレミアムなこのLIVEに足を運んできたので、LIVEの様子を紹介したい。

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渋谷/代官山 SPACE ODD(スペースオッド)

会場は渋谷/代官山SPACE ODD。

spaceodd.jp

SHINくんの公式ホームページでは「渋谷SPACE ODD」となっていたが、ライブハウスのTwitterを見ると「代官山SPACE ODD」となっているので、正しくは代官山なのだろう。どうやら代官山から行くよりも渋谷から行った方が道が分かりやすいようなので、誘導するためにあえて「渋谷」と案内したのかも知れない。

2016年4月、代官山AIR跡地にOPENした新しいライブハウス。オープン当初はSPACE ODD & Sankeys TYOとして週末夜にCLUB営業をしていたらしいが、現在Sankeys TYOは閉店。

レンガの外壁や内装に鉄製の黒い扉が非常にオシャレで、さすが代官山と言った雰囲気だ。
尚、手掛けたのはSUMMER SONICの企画制作で有名なコンサート・プロモーターの代表らしく、納得の音響の良さだった。

アクセス

JR山手線 渋谷駅南口より徒歩12分
各線渋谷駅より徒歩15分

渋谷駅には様々な路線が通っているが、JR南口から出るのが最も分かりやすいだろう。
大陸橋の歩道橋で道路の向こう側へ渡り、あとは線路沿いを代官山方面へひたすら直進。突き当たりの三叉路を右折してすぐ左手にあるカフェの隣。
難しい道では無いが、代官山とも渋谷とも言い切れない立地なのでとにかく直進が続き、道中不安に思うかも知れない。右手にセブンイレブンが見えるともうすぐなので、それを目印にして欲しい。

また、渋谷でありながら駅から遠いので、時間を潰すには駅近くまで戻るか、お仲間による混雑覚悟でライブハウスに隣接するカフェ(Cafe Habana TOKYO)で時間を潰すしかない。

キャパシティ

オールスタンディング350人
(B2メインホール300人、B1ラウンジ50人)

前がまともに見えるのはせいぜい200番程度までと思った方が賢明だろう。 

ロッカー

1階エントランスロビー脇・階段前に小サイズ250個(200円)、縦25cm×横25cm×奥行き40cm
中サイズ12個(300円)縦30cm×横40cm×奥行き40cm
開場前使用可だが、整列開始前に一時中断。クロークなし。
(2019/2/24追記)
2/23に再度足を運んだところ、開場前はCLOSEしていて開場後のみロッカー使用可だったので興行によって異なる模様。
会場ロッカーの使用を考えている方は、事前に確認しておくことが必要だろう。

整列時には使用出来なくなるため、暖かい季節であれば渋谷駅のコインロッカーを利用しても良いかも知れない。

物販

1階エントランスロビーにて行われていた。 

整列・入場

早い番号からエントランスロビーに並び、歩道をCafe Habana TOKYO方向へ整列。
100番までは1番ずつコールされ、その後は5番ずつ。200番以降は不明。

エントランスでチケットをもぎってロッカーを通り階段を下る。B1ラウンジからも鑑賞が可能なため、そこで見たい方はB2まで降りる前にB1ラウンジへの扉を進む。メインホールを目指したい方はB2へ。前の方に釣られないよう注意。 

ホール

B2メインホールの入り口はステージ正面後方。上手側にドリンクカウンター、下手側にエレベーターとPAブースがあり、PAブースを抜けるまでが天井も低く狭い作りとなっている。また、B1ラウンジを支える柱がその中間にあるため、まともにステージを見るのであればドリンクカウンターやPAブースを抜けた吹き抜け部分まで進む必要があるだろう。

床はフラットで最前列以外に柵は無く、最前列の柵も可動式の鉄柵で、足元まで網目状になっているL寺型タイプのものだ(恐らくクラブとしても運営していたため、柵を簡単に撤去できるようにしたものと思われる)。L字の鉄板があるこの柵は、大体2列目までが鉄板の上、3列目以降が床に立つようになるため、2列目と3列目の間が微妙に開くことが多い。
最前列は14人程度か。上手下手共にステージサイドに大きなスピーカーが積んであるため、それぞれ2人ずつは見切れそうだ。

ステージが低く(体感的には60cm程度だがもう少しあるだろうか)演者を見るためには良い番号を入手するかうまく位置取りをする必要がある。よく言えば演者が近く一体感があるが、運が悪いと何も見えない。

吹き抜け天井高が5.4mと高く、最新の音響設備を揃えているためかこのキャパシティの会場では音響がずば抜けて良い。

ちなみにB1ラウンジへは入っていないので詳細は分からないが、ステージ正面は全面がガラスアクリルで覆われており、ガラスアクリル越しでの鑑賞となる。
上手側後方はガラスの仕切りがなく見ることが可能だ。
B2もステージが低く見やすいとは言い難いため、整理番号によってはどちらで位置取りをするか状況に応じた判断が必要になる会場だろう。
(2019/12/8追記)
B1ラウンジを遮っていたものはガラスではなく透明のアクリル板。そのためガラスよりも視界が微妙(細かい傷や手垢などでクリアには見えない。)
正面は天井までアクリルで遮られているので臨場感のある生音は届かず、設置されているスピーカー越しに鑑賞することになるためLIVEの迫力には欠ける。また、最前列〜2列目に入れないと案外観にくい。もっとも動員のない公演では解放されないようなので、なんとも全体的に観にくい会場であると言わざるを得ない。
B1ラウンジ上手側についてはアクリルの仕切りはないが、主に関係者席として利用されているようだ。

尚、ステージ背面に200インチのLEDパネルがあり、様々な演出が可能である。
そういった最新設備はとてもありがたいが、なんにせよステージ高がもっと欲しかった。

ドリンク

B2メインホール上手後方しか確認していないが、B1ラウンジ上手後方にもドリンクカウンターがある模様。
ワンドリンク500円。
(2019/12/8追記)
600円の公演も有り。ドリンク代については注意したい。
増税によるものだろうか。なんとも世知辛くなってきた。

生ビールは+100円で、金麦の缶がドリンクチケットでも交換可能。
その他カクテルなど。めぼしいドリンクについてはドリンクチケットで対応可能なものは比較的少ない印象。

 

SET LIST

-SE-

01. scream
02. rose
03. 4444
04. jack the ripper

-MC-

05. GLAMOROUS SKY
06. TERRITORY
07. 9 deadly sins
08. Fears and DRuGs
09. paradox
10. LUCY
11. Without You
12. Miss Lily

13. this is our way

〜ENCORE〜

-MC-

enc1. on my way with innocent to 「U」
enc2. dirty hurry

〜W ENCORE〜

Wenc. GLAMOROUS SKY

 

LIVE REPORT & 感想

開催前日に謎のツイートをしていたSHINくん。

チケットを購入して会場へ足を運ぶファンは関係者と違い、オススメされなくてもやむを得ない事情が無い限りは開演前には行くと思うのだが(笑)、あえてこんなことを言うあたり、差し詰め開演時間に何か仕掛けを用意していると言うことだろう。それも楽しみだ。

今年の2月から「SKULL HEADS SPEAKING」と称した自身初の主催イベントを予定しているが、会場内に入ると正面のLEDスクリーンにデカデカと「SKULL HEADS SPEAKING」のロゴが映し出されていた。LIVE開催まで(開催後も)特に説明がなかったのだが、知らぬ間にこの日も「SKULL HEADS SPEAKING」の一貫になったようだった。主催イベントとして色々意味があってこのタイトルにしたと思っていたのだが、どんな思惑があってこのワンマンにも同じ冠を乗せたのか非常に興味があるところだ。単に籠城するから、というだけかも知れないが(笑)。

定刻の18:00に暗転し、会場内に鐘の音が鳴り響く。LEDスクリーンにSKULL HEADが映し出され、時計の針の音と共にボイスチェンジャーで変換されたSHINくんによるものと思しき注意事項を告げる場内アナウンスが始まった。まさにスカルヘッドがスピーキングし始めたのだ(笑)。
これがなかなかユニークで、話している内容は基本的に携帯の電源は切って、帽子は取って、などと在り来たりなものではあったが、ところどころで巻き舌をしたり「yeah〜!!」と言い出したり、「みんな良い子だから大丈夫だよね〜!?はい、はい。」「ステージに物を投げ込む行為は、愛情以外はやめてくださ〜い」などと機転を利かせたアナウンスになっていた。以前からライブマナーについてしっかり呼びかけをしてくれる人ではあるが、恐らくみんながどうしたら楽しくマナーを守ってLIVEにエキサイトしてくれるかと色々と考えてくれているのだろう。

「SKULL HEADS SPEAKING!GLAMOROUS SHOW〜!!Let's start!!Everybody clap hands!!」

SLULL HEADの煽り文句を合図にSEが流れ、オーディエンスはハンズクラップでメンバーを迎え入れる。SE曲はお馴染みの『Stay Tuned』ではない、新しいSEだ。
ライダースジャケットにグラスをかけ、ヴィヴィアンのスモールオーブを身につけた“NANAスタイル”で登場したSHINくんに、場内からは一際大きな歓声が沸き起こった。

この日の一曲目はANNA TSUCHIYA inspi'NANA(BLACK STONES)の『scream』だ。少し気怠くアンニュイなロックは今までの「SHIN」にはなかった曲調で、プレミアムな夜の幕開けに良い刺激を与えていた。特にこの曲はMiroくんの足元から這いずり上がるようなベースラインが一際カッコ良く、SHINくんのsexyな歌声に良くマッチしていた。
そして『rose』『4444』『jack the ripper』と徐々に会場のヴォルテージを引き上げていく。SHINくんは大きな旗を手に取り振りかざしながら歌うなど、NANAの世界観を強く投影した演出が斬新だ。いつものLIVEと差別化が図れていたし、見ていて一つ一つのステージングに非常に惹き込まれた。
『jack the ripper』では久しぶりにWhite Pemguinを手に取り、曲入りをソロでの弾き語りVersionで披露しようとしていたが、あろうことかギターの音が出ないトラブルが発生。どうするのか、一度止めて仕切り直すのかと思ったら、構わず独唱で歌い上げはじめたではないか。あまりに平然としているので、最初からそういう演出なのかと思うほどだった。こういったトラブルも生LIVEの醍醐味か。歌声だけで曲入りの世界観を完成させてしまうのは流石の歌唱力だ。しれっとインタールードでギターを弾いていたが、もちろん音は出ていなのにまるで聞こえてくるかのようなパフォーマンスだった。

そしてこの日最初のMC。
尚、記憶を元に大体のニュアンスで書いているもので、実際のMCとは相違があることを御容赦願いたい。

「みなさんこんばんは、GLAMOROUS SHOWへようこそ!!SHINです!!2019年一発目のワンマンで、たくさんの人が来てくれて嬉しいです。ありがとうございます。」

「今日はSHINがNANAの世界に入ったら、というコンセプトでやってるんだけど。メンバーに「NANAっぽい格好してきて」って伝えたらね、なんと俺とMiroくんしかNANA知らなかったらしくて(笑)。今日まで知らなかったんだけど、ほんとビックリだよね!ねぇYOUSAY、『GLAMOROUS SKY』のMVでどういう気持ちでここに布巻いてたの?(笑)」

と、「NANA」のノブを模して(いたと思われる)スタイルに身を包んでいたYOUSAYくんに話題を振る。

Y「いや、知ってるよ(笑)」
S「え?俺が昨日もしかしてって思ってLINEでNANA知ってる?って訊いたら「読んだことない」って」
Y「いや、映画は見たから!」
S「あ、映画は見たんだ!じゃあ、NANAのキャラで言うと俺ら誰っぽいか教えて?まず、ドラムのKENちゃんから」

SHINくんからYOUSAYくんに向けられたお題に、自分の名前が呼ばれていそいそと立ち上がってマイクを手に取るKEN'ICHIくん。

Y「やっぱ、高木くんかな!」
S「え?高木くん?誰?誰かの名字??高木って」
Y「ドラムの高木くん」
S「普通にいそうやん」

いや、いそうじゃなくているから。
ドラムは高木くんだから。

(※主人公のNANAが所属するバンド「BLACK STONES」のドラマー・ヤスの名字が高木。)

何気にSHINくんもNANA良く分かってないのか?と思った瞬間、早くもYOUSAYくんへのお題が打ち切られてしまい、後ろではようやくマイクを用意したKEN'ICHIくんが一言も言葉を発せずにまたいそいそと座ってしまった(笑)。

S「MiroくんはNANA知ってるでしょ?」
M「うん!知ってるよ〜」
S「じゃあさ、俺ってベースのシンから名前取ってるけど、多分シンぽくはないよね?誰っぽい?」
M「岡崎くん」
S「岡崎くん!!いやいや、岡崎くんって、シンが岡崎くんやん!!」

あ、SHINくんそこは知っているのね(笑)。
単純にヤスの名字を忘れていただけなのか何なのか。

M「真面目に答えるとね……タクミかなぁ」

会場内に「あぁ〜〜〜」と言う納得の声が響く(笑)。

S「タクミって、ハチの旦那さんの?」
M「うん、あの嫌なヤツ」
S「オイッ!!(笑)どう言うことや!!(笑)」

タクミと言えば、主人公ナナのバンド・BLACK STONESのライバルバンドであるTRAPNESTのリーダーで、もう一人の主人公・奈々(ハチ)の旦那さんだ。容姿端麗でバンドや音楽が何より最優先の仕事人間だが非常に女癖が悪く、そもそもタクミのファンだったハチに手を出して妊娠させ(本当にタクミの子か曖昧なところではあるが)結婚することになった。
そんなタクミに似ているとは…音楽に一途に取り組むところがと言うことなのか、それとも…(笑)

と、ここで「NANAで言うと誰っぽいか」のコーナーがあっさりと終わってしまった。結局全員について聞いていないし、KEN'ICHIくんが一言も喋っていない。せっかくなので一周して欲しかったと思ったのは筆者だけだろうか。

そしてYOUSAYくんがギターを鳴らし、それに乗せて再びSHINくんがMCを続ける。

「そんなわけで(笑)。2019年はLIQUID ROOMで約束したO-EASTにみんなを連れて行こうって思ってるんだけど、それには去年までの俺のやり方じゃ無理だと思ってて。だから今年はたくさん対バンして、色んなことに挑戦します!今までお世話になった先輩とか初めての人とか、ジャンルレスに対バンします。それにはみんなの力が必要だから、今日は俺とみんなの決起集会です。O-EAST、そしてその先のEX THEATERに、“ex.ViViDのシン”としてではなく、“ソロヴォーカリスト「SHIN」”として立ちたいなと思っているんで、よろしくお願いします!」

再びO-EASTへの決意を口にしたSHINくん。
今年はとにかく「EASTをSOLDさせる」と言うことが一番大きな目標なのだろう。その為の先日の長野での対バンLIVEであり、今日のワンマンであり、来月から始まる主催イベントなのだ。何とか全て成功させて欲しい。

「今日はGLAMOROUS SHOWなので、みんなとこの曲を歌って一つになりたいと思います。一緒に歌ってください、『GLAMOROUS SKY』」

『GLAMAROUS SKY』は演者とオーディエンスが一体となって楽しむナンバーだ。CメロではSHINくんが「歌ってTOKYO!!」とオーディエンスに歌唱を促す。これから彼のLIVEに参加する方は、ぜひこの曲の歌詞を覚えてきて欲しい。

そしてここから「SHIN」のナンバーが数曲続き、再びGLAMOROUS SHOWならではのNANAの世界観へ突入した。

「新曲いくぞ!!声聞かせろ!!Come on!!」

軽快なバンドサウンドで始まったのはANNA TSUCHIYA inspi'NANA(BLACK STONES)の『LUCY』だ。昨年のGLAMOROUS SHOWの時から、この曲が聴きたいと言う声が多かったように感じたので、待望の選曲と言ったところか。
イントロや間奏で「飛ぶぞ!!スリー、ツー、ワン、HEY!!」と、SHINくんの掛け声に合わせてオーディエンスが高くジャンプ。他にもBメロで手をワイパーするなど様々な振り付けのアプローチがある、とても楽しい楽曲だ。SHINくんが「YOUSAY!!」と叫ぶとYOUSAYくんのエッジーなギターソロが始まり、メンバーの見せ場があるのも良い。今後のLIVEで披露するのかは分からないが、非常に盛り上がること間違いなしの楽曲だ。

そして「お馴染みの曲だぞ!!」と言うSHINくんの声で始まったのは、昨年のGLAMAROUS SHOWから演奏されているNANAのパワープレイナンバー『Without You』。キレのあるハードロックナンバーで以前よりメンバーの演奏スタイルが激しい曲だが、この日はインタールードでKEN'ICHIくんが驚くほどバスドラを鳴らしまくるので、まるで地響きのようにドゴドゴドゴドゴと重い音が内臓に響いてビックリした(笑)。

引き上げられたテンションそのままに、タオル曲『Miss Lily』へ。いつもより力の入ったSHINくんのヴォーカルに、オーディエンスは宙を舞うタオルで応える。

「ラストー!!」

『this is our way』の前奏が流れる。

「Hey,Yo!TOKYO〜〜!!今日は本当にありがとうございました。NANAの世界観を作り込んできたけどそんなの関係なくて、2019年、O-EASTに向けて俺は今日この最後の曲でみんなの声が聞きたい!ガラスの向こうとか関係ない!!ここにいる全員で歌うために作った曲です!!一緒に歌ってくれるか!?一緒に歌ってくれるか!?」

会場全員のシンガロングが響き渡り、まさに“2019年の決起集会”といった雰囲気でLIVEを締めくくる。
サビではいつにも増して力強いSHINくんの歌声が会場に広がり、2019年の決意が集約された歌声だと感じた。

「2019年、よろしくお願いします!!ありがとうございました!!」

深くオーディエンスに一礼し、 オーディエンスも拍手で応えた。

 

そしてアンコールへ。
NANAの世界観と「SHIN」の世界観がMIXされたスペシャルな時間に当然のようにアンコールを求める声が湧き上がり、SHINくんもそれに応えてステージに戻ってくる。
SHINくんもメンバーもグッズのTシャツを身に纏っての登場だ。SHINくんは袖を大きくカットして、タンクトップとして着用していた。

アンコールのMC。

「アンコールありがとうございます。今日色々考えたんですよ、骸骨が喋ったでしょ。あれ、ディ●ニーのタワーオブ●ラーっぽくしようって思ったんだけど、どうだった?それっぽくない??みんなに楽しんで欲しくて。どうだった?驚いた?気分はウォルトディ●ニーだったんだけど(笑)」

「俺最近自分で動画編集出来るしみたいな、器用な気になってたんだけど、やっぱりすごく不器用でね。今日改めてね、言いたいことも全然まとまってないし、全部飛んだし(笑)。やっぱり不器用だけど、みんなと楽しむ気持ちでアンコールをやりたくて。だから、みんなの力を借りて一緒にLIVEを作っていきたいなと。今日は声が枯れるまで歌います」

そう言って『on my way with innocent to 「U」』『dirty hurry』と、残った力を振り絞ってアンコール2曲を歌い上げる。何か一つ吹っ切れたような歌声に、オーディエンスも一層盛り上がりを見せた。
叫ぶようなフェイクにオイコールを促し、「ガラス突き抜けてこい!!」と2階(B1)のオーディエンスを煽る。筆者的に今日イチお気に入りの煽り文句だ(笑)。

「やっぱりこのステージとみんなが一番大切だって再確認しました!必ずみんなをEX THEATERに連れていくから!!」 

激しくギターをかき鳴らし、アンコールを締めくくった。

 

熱いアンコールのステージングに「おかわり」が止まらない会場。
再びWアンコールの声に応え、SHINバンドがステージに再登場する。 

「もう一曲やらせてください。今日はGLAMOROUS SHOWなので、『GLAMOROUS SKY』をやりたいと思います。1番はアカペラで…YOUSAYと俺のギターで歌って、その後(ドラムとギターが)入ってくるみたいな感じで。さっき急遽決めたからうまく出来るかわかんないけど、みんなで楽しもう!じゃあ、YOUSAY行こうか。(2人で向き合ってやるのはツアーの)長野ぶりだね!!」 

と、SHINくんとYOUSAYくん2人のギターで『GLAMOROUS SKY』を歌い始める。
エレキギターの重なる音圧を目の当たりにすると、最早これではアカペラとは言わない気がするが(笑)、それはとにかく2人のギターとオーディエンスの手拍子のみで奏でられるとはなかなか面白い構成だ。
そして2番に入る瞬間ドラムとベースが2人の演奏にセッションし、テンポを上げて勢いの良いバンドサウンドが完成した。即興にも関わらず綺麗にまとまって、メンバーとの息もピッタリだ。
SHINくんのダスティボイスを絡めながら魂を込めて歌う『GLAMOROUS SKY』に、会場全体もCメロの合唱で応える。そしてSHINくんは最後の歌詞を「GLAMOROUS SHOW」に変えて歌い、2019年最初のワンマンを見事に締めくくった。

最後に会場の隅々までお礼を届けるSHINくん。
前に出てきたメンバーと肩を組み、4人笑顔で身を寄せながらオーディエンスに応える姿は、まるで本当の“バンド”のようだと思った。

ところでメンバー紹介がなかったのは忘れたのか、意図的なのか。せっかくなのでワンマンでは抜けなくメンバー紹介をして欲しいし、サポートメンバーにももっと喋って欲しいと思うのは筆者だけだろうか(欲を言うのであれば、せっかくサポートしてくれているのだから対バンでも紹介して欲しいと思う)。

 

さいごに

そもそも昨年行われた第一回目の「GLAMOROUS SHOW」が発表された時は最初で最後の“NANA”のコンセプトLIVEだと思っていたので、2019年も開催されると発表された時には驚いたが、この日はSHINくんの言う通り2019年の決起集会のような意味合いもあり、とても勢いのあるLIVEだった。
ただ、ツアー以外のワンマンLIVEが少ないので、もう少しキャパシティの大きい駅近な会場だったらもっと良かったのに、とも思う。YouTubeなどがきっかけでLIVEを見てみたいと思った人が気軽に来れる環境が欲しい。これから主催イベントもあるが、演者が思っている以上に対バンは初心者にとってハードルが高いものだ。

何はともあれ、今回のワンマンを経て、来月から同会場で開催される主催イベント「SKULL HEADS SPEAKING」へ向けて、彼の中で良いイメージが作り上げられていることを願う。

 

ところで、この日から手書きで書き込みをしたものをプリントしたフライヤーが配布された。
それがこちら(本人の意図もあるかもしれないので、念の為文字は隠しておく)。 

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顔を隠してしまったが、右下のイノシシが何とも言えない…(笑)

 

最後にSHINくんのTwitterより。

 

ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

尚、全て一個人の曖昧な記憶であり、事実と異なる部分や勝手に記憶が脚色された箇所、個人的解釈による記述もあるかも知れませんが、どうかご了承くださいませ。
また、あくまで個人的感想によるものですので、感想や考え方の相違について異論や誹謗は受け付けておりませんことをご承知置き願います。

 

♥ 2nd Tour初日・恵比寿LIQUIDROOM公演のライブレポートはコチラ ♥ 

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