今回のライブレポは書いた当初読みにくさを感じたのでお蔵入りしていたものなのですが、昨今の新型コロナウィルスの影響による自粛生活にも辟易としてきたところなので、少しでも楽しい気持ちを思い出したいと時間をかけて書き直して公開することにしました。
半年が過ぎた中で大元のレポートに加筆修正を加えたので東名の公演と記憶が混在してしまっている箇所もあるかも知れませんが、ご承知いただいたうえで読んでいただけると幸いです。
ALBUM『AZALEA』を引っ提げての東名阪ツアー。
2本目にして早くもセミファイナルとなった大阪公演へと足を運んだ。
残念ながら今回のツアーでは1箇所もチケットがSOLD OUTしなかったのだが、大阪公演に関しては枚数終了となったプレイガイドもあり、一番SOLD OUTに近い会場だったのかも知れない。
本人が今回「数字の悪魔」とは一旦サヨナラをしたと宣言していたが、やはり動員数というのはファンにとっても気になるところだ。
可能であれば全公演SOLD OUTして欲しい。それくらいのポテンシャルのあるアーティストだと思って応援しているので尚のことだ。チケットが取れなくなるのは悲しいけれど、生き残っていくアーティストとはそういうものだと割り切って考えている。
SHINくんには大きなステージがよく似合う。筆者はもちろんこう言った小箱も好きだが、SHINくんの歌声は大きなホールやアリーナに響かせるべきものだ。ずっとそう思って、そう信じて応援している。
もっとも結果を急いでも仕方がないし、本人が自分なりのやり方で種を撒いて頑張っているのは見て取れるので、あとはどのように肥料や水遣りをするかで花開くか否かが決まるだろう。
いつか満開になったところを見てみたい。
大きなステージで満開に咲き誇るところを。
尚、今回のレポートに関して主なライブの運びは初日の名古屋SPADE BOXと同じなので割愛する。
ライブの流れの詳細が気になる方は是非名古屋SPADE BOXのレポートを参照して欲しい。
OSAKA MUSE(大阪ミューズ)
会場はOSAKA MUSE。
1987年5月11日にOPENした老舗のライブハウス。旧心斎橋ミューズホール。
系列に同じく大阪のESAKA MUSEと京都のKYOTO MUSEがある。
ViViDの頃はESAKA MUSEの方でLIVEを行うことが多かったので、2018年のツアーではうっかりESAKAと間違えそうになった。
アクセス
Osaka Metro御堂筋線「心斎橋駅」6番出口より徒歩5分
6番出口を出て右手にあるアーケード街「心斎橋筋」を直進し、大丸本館と南館の間を左折。そのまま直進し、左手に大黒屋、右手に明治軒がある通りを右折。少し歩いて心斎橋郵便局を越えるて右手みある、ミューズ389ビルの4階。
エレベーターは4階に止まらないので、3階で降りて階段を上がるか、奥の階段を4階まで上がると会場がある。
心斎橋なのでコンビニや飲食店も多く、時間を潰すのには困らないだろう。
キャパシティ
オールスタンディング350人
ロッカー
小サイズ(縦29×横23×奥行42) 75個(300円)
大サイズ(縦77×横35×奥行42) 24個(500円)
ミューズ389ビル内、階段を上がって4階の右手側(MUSE対面)
開場前使用可。
クロークは90ℓの袋500円、3階にて受付有り。
物販
4階右手側(MUSE対面)ドリンクカウンター前にて行っていた。
整列・入場
ビルの階段に整列し、番号の呼び出しがあったら上がって行き入場する。
狭い階段で上が詰まりやすいため、早い番号を持っている場合は出来るだけ呼び出しをしている人の近くで待機していた方が無難だろう。
ホール
ホールの床が赤と黒の市松模様で、それを見ると「あぁ、MUSEに来たなぁ」と思う。
入り口は下手側後方。
最前列は10人+両スピーカー前にそれぞれ2人ずつで、計14人程度。
最前柵は鳥居のような形状をしていて低く、スピーカー前に柵はない。
ステージ高は80cmでアーティストの出入りは下手から。
少しセンターが手前に迫り出した独特な形をしている。
フロアはフルフラットで縦長だが、ステージの高さがそこそこあるので、余程背の高い人の後ろに入るようなミスをしなければ視界が塞がれることはないだろう。
老舗なので音響は特別クリアではないが、及第点か。
どうでも良いが、いつもここで地震が来たら迫り出すスピーカーの下敷きになって死ぬかもな、と思うくらいスピーカーの設置の仕方が恐い。
あれは大きな地震でも落ちないようにしっかり固定してあるのだろうか。
ドリンク
ドリンクカウンターは会場を出て対面の階段右手のスペースにある。
ワンドリンク600円。
基本はカップ、その他ペットボトルの水なども有り。
ここに来るとついスミノフを飲んでしまう。加算料金無く交換できてとても有り難い。
いつも持ち帰ってホテルでゆっくり飲もうかと悩むのだが、大概大阪のLIVEは盛り上がるので、ついその場で飲み干してしまうと言うどうでも良い余談。
SET LIST
-SE-
〜The First Stage「鎖」〜
01. 4444
02. paradox
03. rose
04. jack the ripper
05. Miss Lily
06. GLAMOROUS SKY
07. 9 deadly sins
08. diluculo
09. WEAKEND
-CONVERSION SE-
〜The Later Stage「光」〜
10. AZALEA(Solo Part)
-SE-
11. SHIRABE
12. Mirage
-MC-
13. センターオブトーキョー
14. 6inchの凶器
-C&R-
15. just going true side
-MC-
16. 花
〜ENCORE〜
-MC-
enc1. TERRITORY
enc2. restart
enc3. jack the ripper
〜Farewell〜
LIVE REPORT & 感想
"Alternative Sublimation”2公演目。始まる前には一抹の不安があった。
前日の名古屋公演が非常におとなしい雰囲気だったので、ひょっとするとファン層がガラッと入れ替わってしまったのではないかと思ったからだ。
しかし始まってしまえばそれは杞憂に終わり、大阪の盛り上がりは凄まじいものだった。
特にSHINくんがステージに姿を現した瞬間から男性の歓声が大きく、改めて男性ファンが増えたなぁ、と実感する公演となった(歓声に謎のビブラートをかける男性がいたけれど、一体なんの意味があってやっていたんだろう…)。
更にステージセットを見て、昨日の名古屋公演とは違ったセットになっていることに気づいた。
上部からぶら下げているチェーンが黒だけではなく、黄色い物もプラスされていたのだ。
勝手な想像だがOSAKA MUSEはSPADE BOXよりもステージが広いので、昨日と同じ装飾だと多少ガランした印象になる。その空間を埋めるために増設したのだろうか。
色と素材のせいか若干POPさとチープさが増し、名古屋よりも退廃感が薄れたように感じた。
ちなみにこの日の様子は撮影に入っていたカメラマンの方がInstagramで何枚か紹介してくれている。
とても素敵な写真なので、SHINくんバンドが好きな方は必見。
この日のSHINくんは昨日の衣装とは異なったTOPSを着用してステージに登場。
オーディエンスの盛り上がりもあり全体的に飛ばし気味でパフォーマンスをしていたが、事件(?)は序盤4曲目の『jack the ripper』で起こった。
YOUSAYくんのギターの弦が切れたのだ。
筆者の位置から弦が切れたかどうかは即座に確認出来なかったのだが、音がおかしいな?と感じた瞬間、すぐに異変を感じたSHINくんがチラッとYOUSAYくんに目配せをしたので、YOUSAYくんの機材トラブルだと悟った。
次の『Miss Lily』へのカウントが始まった後すぐに演奏が止まったが、この日のオーディエンスは異変に動揺することもなく逆に歓声を上げ、生の空間を楽しんでいた。
YOUSAYくんのギターが復活するまで場を繋ぐSHINバンドのMCを紹介。
尚、記憶とライブ後に残した自分のメモから大体のニュアンスで書いているもので、実際のMCとは相違があることをご容赦願いたい。
「セミファイナル、大阪です。久しぶりだね!そんなセミファイナルですが、なんと…YOUSAYくんのギターの弦が…切れました!!」
重大発表のようなSHINくんの言い回しにオーディエンスが湧き上がる(笑)。
そしてKEN'ICHIくんがすかさずドラムでMCのバックミュージックとして演奏をはじめ、そこにMiroくんのベースが乗っかる。
SHINくんのMCと言えば大抵YOUSAYくんのギターの音色に乗せているので、これは新鮮な光景だ。むしろMCのバックにリズム隊の即興演奏ということ自体が非常に珍しい気がする。
即興でMCをサポートできるリズム隊、なかなかカッコイイものだ。
トラブルから生まれた状況にも、SHINバンドの良い関係性が伺えてほっこりした。
「と言うことで、今日は磨き上げられた俺のトークスキルを披露しようと思います(笑)。えー、昨日ね、大阪に着いてから「タコタコキング」と言うお店でたこ焼きを食べたんだけど、人生で食べたたこ焼きの中で一番美味しかったです…!」
(大歓声)
「会場のみんなが暖かい!ありがとう!」
S「YOUSAY、今日どう?セミファイナルだけど」
Y「トラブルがあると燃えるんだよね!」
S「え、そうなの?」
Y「トラブルもライブのうちじゃん。それも楽しんじゃう」
S「俺のライブってトラブルが起きることあまりないよね」
Y「そうだね」
S「万全の準備をして臨むから、トラブルが起きることがないんだけど」
Y「万全の準備をしていても、今日はギターの弦切れたけどね(笑)」
万全の準備とギターの弦、あまり関係がない気がする…(笑)
S「Miroくんは昨日名古屋から東京に移動してオールナイトでライブして、また大阪に戻ってきたんだよね。大阪どうですか?」
M「そう、さっきまで眠くて」
S「眠かったの?(笑)オールナイトだもんね」
M「でも目が覚めてきた(笑)」
S「良かった(笑)」
Miroくんのスケジュールを把握していなかったので、SHINくんの名古屋公演を終えてからすぐ東京に戻ってオールナイトでイベントをこなし、またその足で大阪へ来てこのステージに立っていると言うのを知って本当に驚いた。
すごい集中力だ。
「この中でリキッドも来るよって方いますか?ありがとうございます。昨年は台風が来て。東京は晴れたからライブは出来たんだけど、名古屋と大阪は新幹線が止まって来られなかった方がたくさんいて。チケットシステムには(払い戻しがされないという)残酷なところがあって、俺は台風が大っ嫌いになったんだけど(笑)。今年のリキッドは台風来ないんで!」
前回のツアーの東京公演、晴れた?
風の強い曇天、開演前には時折雨が降っていた記憶がある。
「実は今日、ラジオの収録をしてきました。そこでLIQUIDROOMで発表するお知らせも収録したんだけど。DJ浅井さんって言う、ViViDの頃からお世話になっている方のラジオで。浅井さんがね、「SHINくんもう3年か」って。思えば一番長く続いたViViDってバンドが6年だったんだけど、もうその半分やってるんだよね。ViViDで出したアルバムは4枚くらいだったと思うけど、ソロになってからはもう3枚もアルバム出してるんだよ。1人でだよ?俺曲作れなかったんだから(笑)。」
そんなこんなでいつの間にやら、リズム隊の即興セッションにYOUSAYくんのギターの音色が乗り始める。無事に弦を張り終えたようだ。
被せられたYOUSAYくんのギターの音色に合わせ、リズム隊の演奏も力強いものになっていく。そして、SHINくんのMCもその音に合わせ、まるでスッと呼吸をするように瞬時に煽りに変わった。
「オーサカ!飛ばしていくぞ!!トラブルなんて気にすんなよ!!」
「OK、タオルぶん回せ!!『Miss Lily』」
トラブルなんてなんのその、むしろラッキーと言わんばかりに盛り上がるオーディエンスの雰囲気と勢い良く回るタオルの群衆に、ステージ上の4人のヴォルテージも最高潮に達したようで、昨日の名古屋よりも一層熱いパフォーマンスを繰り広げる。
YOUSAYくんのギターもトラブルに燃えているのか、いつもよりアレンジを効かせて絶好調だ。
普段は若干反応が分かれる『diluculo』も全身で拍を取るオーディエンスが多く、この日の大阪はまさに「音を楽しむ」空間となっていた。
前日の名古屋公演のレポートにも書いたが、『WEAKEND』のSEでKEN'ICHIくんが鳴らすシンバルと、曲入り一発目の鼓動を打つようなドラムが筆者のお気に入りだ。この曲は1st Tourから演奏している楽曲だが、SHINくんの気持ちが入りやすいのかその時々で様々な表情を見せ、今はどこか「感謝」の想いを乗せた歌声のように感じて聴き心地が良い。
LIVE後半。
主な流れは前日の名古屋公演のレポートを参照していただくとして、ここから先はこの日のMCを中心にレポートする。
『Mirage』後のMCより。
「大阪のみなさん、楽しんでますか?今回のツアーはベストなセットリストを組めたと思います!」
「今までは自分の中の葛藤を曲に投影していて、分かってくれる人だけ分かってくれれば良いやって、自分を貫いて曲を作っていたんですけど。今回のアルバム『AZALEA』は”もっとみんなで楽しみたい”と思って作りました。みんながいなかったら出来なかった曲だし、みんなのお陰で完成したアルバムです。」
「次の曲はみんなで楽しめるフリを考えてきました!『センターオブトーキョー』という曲なんだけど、昨日のYOUSAYの振り付け動画見てくれた?今からちょっとやってみたいと思います!」
すかさずメンバーが『センターオブトーキョー』の音を出し、それに合わせてオーディエンスがフリのおさらいをする。
「僕は左からやるので、みんなは右からやってください。恥ずかしい人もいると思うけど、せっかくライブに来たんだからみんなで楽しもう!!」
そう言ってレクチャーするSHINくんに、センター最前列付近のオーディエンスが「昨日は逆からだったよ!」とアピールするも、メンバーの出す音にかき消されてSHINくんに声が届かないようだ。
「はい?ごめん、ちょっと何言ってるかわかんない。え?チャック開いてる??」
違うwwwwwwwwww
社会の窓をチェックしつつ、「何言ってるか分かんないから次行くわ」と”綺麗な羽はためかせ”のレクチャーに進むSHINくん。
結局レクチャーが全て終わった瞬間、再度「昨日は左からだった!」という指摘が入ったのに対し、
「え?昨日は左だった?まぁ……日によって変えます(・ω・)」
wwwwwww
その「めんどくさいから適当」になっちゃう感じ、嫌いじゃないwwwww
その後『just going true side』の演奏が若干グチャッとしたのが気になったものの、こういう時にリズム隊がしっかりしていると演奏が崩れ切らなくて良いな、と改めて実感した。
『just going true side』後のYOUSAYくんのギターに乗せたMCより。
「今日は今までの大阪で一番楽しいです!ありがとうございます!素敵なメンバーと、素敵なスタッフさんと、こうして会場に来てくれる素敵なみんなのお陰でとても良い景色が見れました。」
「さっきYOUSAYのギターの弦が切れてしまったように、どんなに準備をしても思い描いていた通りに出来ないことっていっぱいあって。みんなも生きていたらそういうことがあると思うし、俺自身も思い通りにいかなくてヘコんだことがあったしね。
昔はさ、俺、前髪こうやってガチガチに固めて、ライブやってても髪型気にしてやってたの。見た目が気になってね。若い頃はね……って、今も若いわ!!(笑)ははははは(笑)。でもね、今は頭振って髪の毛振り乱すのがすげぇ気持ちいい。きっとみんなも俺に会うためにカッコ良くしてきてくれたり可愛くしてきてくれたり、髪の毛セットしてきてくれてると思うんだけど、髪の毛振り乱して暴れてる姿が本当に可愛いなって思います。」
「バイトも3ヶ月以上続いたことがない俺が…そう、バイトも3ヶ月以上続いたことなくて(笑)。勉強も挫折したし。でもこうやって歌だけ続けられてるのは、みんなが「歌い続けられる限り歌いたい」って思わせてくれるからだと思います。
俺は内気だから、前髪で顔を隠して人の顔が見えないように歩いて…それで職質されたこともあったけど(笑)。そう。でもね、みんなが生き方を変えてくれました。だから俺は、夢に向かってもっと歩かなきゃいけないって思ってます。
9月4日、俺の挑戦をみんなに伝えたいと思います。ソロとして歩いてきた3年間、そしてバンドが解散してソロになるって決めてからの空白の2年間、その全てを賭けて挑戦しようと思っています。平日で仕事や学校が休めない、交通費も高い、それはわかる。わかるんだけど。でも、明日どうなるかわかんないじゃん。9月4日はみんなに目の前にいて欲しいし、俺の決意を直接聞いて欲しい。良かったらLIQUIDROOMに会いにきてください。よろしくお願いします。」
「最後に、みんなに逢えなかった間に作った大切な曲を贈ります。聴いてください、『花』」
『花』で本編を締め括った後、この日もまばらに始まるアンコールに、本当にSHINくんのファンは声に出してアンコールしないなぁ、と思った。もう満足ということなのだろうか。筆者はもっと聴きたいのだが、いつも残念に思うところだ。
アンコール、この日のSHINくんはKEN'ICHIくんと肩を組んで仲良く登場。男性から上がる熱いYOUSAYコールにYOUSAYくんが応えて会場内に笑いが起こると、またしても男性からの謎のビブラートコールにSHINくんが笑い出した。
「めちゃくちゃビブラートかかるじゃん(笑)。みんな、楽しんでる?ありがとうございます。もうちょっとツアー組めば良かった!」
1st、2ndと全公演を見届けてきた筆者としても今回のTourは見応えのある良いステージだったので、東名阪3本しかないのが本当に残念でならない。北海道、東北、中部、中国、四国、九州、沖縄…全ての地域の方に見て欲しいLIVEだった。
「久しぶりにこの曲を歌います」と、アンコール一曲目に『TERRITORY』を披露。想像していなかった意外な選曲に驚いた。レア感のある公演だ。
そして、アンコールのMC。
「この曲久し振りだったね。今日のステージを一緒に作ってくれた素敵なメンバーを紹介したいと思います!」
S「じゃあ、ベーシスト、Miroくん!眠いのどう?」
M「治った!」
S「いつから治った?」
M「『rose』くらいから治った!」
S「結構序盤から治ったね(笑)」
M「みんなのおかげ!」
S「大阪どう?」
M「すごい!前よりすごい!」
S「日に日に凄くなってるよね」
M「うん、日に日にすごい」
S「昨日さ、Miroくんひとりだけ東京に帰ったから、俺らと一緒にタコタコキング食べられなかったんだよね」
M「そう、LINEがね…」
S「(笑)メンバーだけのグループLINEがあるんだけど、「たこ焼き行こうぜ!」っつって(笑)、Miroくん既読だけちゃんとついてた(笑)」
かわいそうwww
M「泣きそうになった(´Д`)」
S「泣きそうだった?あ、そう(笑)」
M「淋しかったよね…(´Д`)」
S「え、マジで泣きそうじゃん!ごめんごめん!!最近Miroくんに俺の扱いが雑だって言われたんだけど、そんなことないよ!!」
M「そうなの?(´Д`)」
S「好きだよ!好きだからだよ!当たり前じゃん!!」
M「そっか(´▽`)♡」
かわいいwww
S「そしてドラム、KEN'ICHIくんです!」
KEN'ICHIくんをコールする男性の声に笑うSHINくん。
S「けんちゃん、ああいう男性には慣れてるでしょ?(笑)」
K「大好き(´▽`)」
S「大好き(笑)」
K「どこ?メンズ!!いるでしょ!?」
メンズたち\イエ〜〜イッ!!/
K「おぉ(笑)」
S「俺ソロになってから男の人すごい増えたよね!え、俺の音楽が好きなの??」
K「顔??顔???」
コラ(笑)
S「男の人に好かれるって思ってなかったし、男の人に好かれようと思って生きてなかったから、音楽で好かれるって一番嬉しいよね」
KEN'ICHIくん、激しく頷いて笑いが起きる。
S「けんちゃんもサポートしてくれて2年以上経ったね」
K「そうだね」
S「今日の大阪はどう?」
K「大阪最高記録は更新したね」
S「マジでみんなにこのノリで東京来て欲しいわ」
K「え!?来ないの??」
S「強制は出来ないけどね、来て欲しいね…!このノリをLIQUIDで爆発出来たら最高だよね!ありがとうございます!」
K「ありがとうございます!」
S「そして、YOUSAYです!YOUSAYって女性の声援が多いよね。昨日もYOUSAYの振り付け動画載せたらさ、俺の動画より(カウント)回ってるからね」
Y「(さっきの男性のくだりから)…それ、ほんとに女性?」
S「ちょっと…いい?(オーディエンスに声を出すように合図)せーのっ」
女性\ゆーせー!/
Y「まぁまぁだな」
S「まぁまぁか(笑)」
Y「あのさぁ、みんなすっごい楽しそうじゃん」
S「そうだね」
Y「だから、俺が弦切ったことも忘れてるなぁって思ってたの。そしたらSHINさ、『花』の前のMCで弦切れたこと言うから、あ、思い出しちゃったって」
S「違う違う違う違う!!(笑)だってさ、人生ってさ、予想してないトラブルが起こるじゃん」
Y「え」
S「だからさ、全然責めてるわけじゃなくてさ、うまくいかないこともあるからさ、うまくいった時がすっげぇ幸せだなって!」
Y「えっ?」
wwwwwwww
がんばれSHINくんwwwwwwww
S「いや、だからさ、人生はうまくいかないことが多いじゃん!!たとえば100のうち98うまくいかないことがあってもさ、2のうまくいったことがすごい幸せじゃん!」
Y「幸せだね」
S「だからさ、そういうことをさ、YOUSAYが弦切ってくれたお陰でさ、思ったっていうかさ」
ドウイウコトナノ(笑)
Y「俺ね、ジンクスがあってね。弦が切れることってあんまないのよ。けど、弦が切れた時のライブってすげぇ良いライブになるの」
S「え!じゃあ今日最高じゃん!!」
Y「俺、前回大阪来れなかったし」
S「そうだったね、YOUSAYは1年目のツアーの大阪以来か。その時を更新してるでしょ?」
Y「て言うか、普通に今日凄くいい」
S「YOUSAYもちょっと目がうるうるしてるもんね!」
Y「いや、それはない(・ω・)」
S「あ、照明か(笑)」
そんな漫才のような掛け合いのメンバー紹介を終え、ラスト『restart』へ。
最後の曲も大盛り上がりで終え、バックに終演を知らせる『This is our way』のインストゥルメンタルが流れるが、ステージ上でメンバー同士軽く話し合い、SHINくんから願ってもない提案が。
「ねぇみんな。YOUSAYが『jack the ripper』リベンジしたいって!」
その言葉に大きな歓声が沸き起こる。
「あの『jack the ripper』じゃ帰れないってさ!今日の大阪最高だから、やらせてもらってもいい?」
破れんばかりの歓声が壁を震わせる。
「OK!!ラスト、ぶち上げて行こうぜ!!」
SHINくんの煽りに特大のオイコールで応えるオーディエンス。それに合わせてKEN'ICHIくんのツーバスも出血大サービス状態だ。YOUSAYくんのギタープレイもいつになく激しく、つられるようにMiroくんも前に出て熱いパフォーマンスを繰り広げる。もちろんSHINくんも、オーディエンスに挑戦的な視線を送り、お腹の底から絞り出すように歌声を轟かせた。
何がかっこいいって、ガツン!と演奏してあっさりとステージを後にする、清々しいまでの4人の背中。
その「やり切った感」が潔くてとびきりかっこいい。
『jack the ripper』は対バンでも必ずと言っていいほど演奏される定番曲だが、この日のような突出して魂が震えるパフォーマンスが見られることは多くない。まさにこれが「ライブ感」であり、どう頑張っても文章では表現し尽くすことの出来ない瞬間だ。
筆者はこう言う奇跡の一曲に立ち会いたくて、つい足繁くライブに通ってしまうのだ。
そんなパフォーマンスを見せられてしまったオーディエンスは、「もっと!もっと!!」と心から叫ぶようなアンコールの声を上げる。まるで先刻本編終了後の気の抜けたアンコールをしていたのと同じ集団とは思えない(笑)。
鳴り止まないアンコールの声に再び4人がステージに姿を現し、横一列に並んでSHINくんが語り出した。
「帰りたくない気持ちは俺も同じだからまた来ちゃいました(笑)。今日はずっと演奏していたいって思えるライブでした。セミファイナルが大阪でよかった!俺らももっと演りたいんだけど、このアンコールはファイナルに取っておきたいんで、最後「ありがとう」だけ言いに戻ってきました。
今日は人生の中で一番最高な大阪になりました。また必ず帰ってきます!そして良かったらLIQUIDに来てください!ありがとう、またね!!」
笑顔の4人にとびきり大きな拍手を送るオーディエンス。
いつになく会場が幸せな空気に包まれた瞬間だった。
さいごに
さすが大阪とも言うべきか、前日の名古屋公演が嘘かのような盛り上がりに包まれたステージだった。
名古屋では前半MCを挟むこともなく駆け抜け、この2年間の”SHIN”の攻撃的な面を表現するステージとなっていたが、大阪ではちょっとしたトラブルから中断することになったものの、その世界観や温度を失うことなくパフォーマンスに戻っていたのがとても良かった。
ソロとして復活して今のメンバーに出会い、良い意味で「ソロとバンドの美味しいトコ取り」が出来ているように思う。
SHINくんのMCをちゃんとまとめてくれるトーク力のあるYOUSAYくん。ライブ中の盛り上げ方も抜群。
いじられキャラなSHINくんが唯一いじれるMiroくん。確かなベーススキルでSHINくんの楽曲をしっかりと支えている、頼り甲斐のあるリズム隊。
一音一音の粒がしっかりとしている上にパワーのある音、そしてアレンジのセンスも抜群なKEN'ICHIくん。SHINくんが表現したいギターロックのサウンドに花を添えてくれる存在だ。
今のSHINバンドのライブはとても聴き心地が良い。年齢も近く、見た目のバランスも良くて華やかだ。これからもこのメンバーでSHINくんの音を支えていって欲しい。
色んな収穫のあった大阪公演だった。この勢いのまま、ツアーファイナルのLIQUIDROOMまで駆け抜けて欲しい。
『AZALEA』リリース時に書いたと思われる、OSAKA MUSEに飾られていたポスター。
「ソロになったオレも見てみてください」の文字に、このポスターを見て会場に足を運んだ人が一人でもいたら良いな、と思った。
最後にLIVE後のSHINくんのTwitterより。
ただただ人生で一番いい大阪ライブでした。
— SHIN nextLIVE 3.14 youtube生配信にてアコースティックライブ (@SHIN_20161224) 2019年9月1日
本当にありがとう。
後はファイナルを残すのみ
是非決意を挑戦を直接聞きに来て欲しい
9/4待ってます! pic.twitter.com/CbcLWhoxqm
ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。
尚、あくまで個人的感想・個人的解釈によるものですので、感想や考え方の相違について異論や誹謗は受け付けておりませんことをご承知置き願います。
♥ SHIN ONEMAN TOUR 2019 "Alternative Sublimation" 初日名古屋公演のライブレポートはコチラ ♥