GOOD MORNING DREAMER

各種レポート(ライブ、旅行など)、会場ガイド、考察、コラム、他 雑記。主にSHINさんの話題が中心です。

【Live Report】2017/4/21 MICHAEL SPRING JUMPING CIRCUS 2017 @ 赤坂BLITZ

赤坂BLITZにて4月17日から23日までの6days(20日は休演日)で開催された、MICHAEL主宰の音楽フェス“MICHAEL SPRING JUMPING CIRCUS 2017”。
その4th Day(4月21日)にSHINくんが出演するということで、今年度初の有給休暇を取得して参戦してきた。

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昨年の彼の誕生日である2016年9月4日に始動の告知をし、同年12月24日に六本木のEX THEATERにてソロヴォーカリストとして活動を再開したSHINくん。その後の活動に期待をしていたものの、次に私たちの前に姿を現したのはこの4月21日となった。
その間ユークリッド・エージェンシーへ所属をし、2曲の楽曲を配信と言う形ではあるが世に送り出したSHINくんの新たなヴォーカルスタイルに期待を寄せつつ、春の不安定な雲行きの中会場へと向かった。

※尚、今回のライブレポートはフェスであるもののSHINくんメインで書いているので、他の出演者様の情報が薄いことをご承知置き願いたい。

赤坂BLITZ(ブリッツ)

会場はTBS敷地内にある赤坂BLITZ。

www.tbs.co.jp

ご存知のとおり、TBS運営の赤坂サカス内にある大型ライブハウス。通称「赤ブリ」「ブリッツ」。
再開発の関係で2003年に一度取り壊しとなり、2008年に再OPENとなった。旧施設も新施設も幾度と無く訪れた、個人的には非常にお世話になっている会場である。

ちなみに再開発の際に赤坂BLITZの移転という形で横浜BLITZが2004年にOPENしたが、借用期限が到来したことにより現在当該施設は閉鎖となっている。

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アクセス

東京メトロ千代田線 「赤坂駅」から直結
東京メトロ銀座線・丸の内線 「赤坂見附駅」10番出口より徒歩8分
東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王駅」7番・10番出口より徒歩7分
(公式サイトより)

一番シンプルなのは赤坂駅を出て、赤坂Bizタワー方面の地上への階段を上がること。階段を上がったところが赤坂BLITZなので迷いようがない。

余談だが、赤坂BLITZでの当日の興行チケットを持っているとBizタワー内で割引が受けられるので、当該施設での打ち上げを予定している方は利用するといいかも。元がお高めですが。

キャパシティ

オールスタンディング1,298人(1階1,147、2階151)
オールシーティング604席(1階484、2階120)

この日は1階前方(段下)をシーティング、後方をスタンディング、2階席をシーティングで開放していたので、動員700~800人といったところか。

ちなみに旧赤坂BLITZの収容人数は1,944人(1階スタンディング1,700、2階シーティング244)だったため、若干コンパクトになった。

ロッカー

1階屋外ロッカースペースに720個(300円)。少数ながらキャリーも入るくらい大きめのロッカーも有り(500円)。

屋外ロッカーで個数が十分と言っても、興行によって開場前に使用出来る場合と中に入ってからでないと使用出来ない場合があるので、心配な方は赤坂駅のロッカーの使用を推奨する(改札を出て左手)。

物販

開演前は屋外・会場横(赤坂駅からの階段を上がって正面)で行っていることが多い。
終演後はロビーがメインか。

整列・入場

会場横の階段上に番号ボードが設置され、2列で階段を降りていく形で整列を行うため、番号が近くなったら階段上の広場まで上がった方が良い。
コールはある程度(3桁番台)まで一番ずつ細かく呼ばれる。

ホール

公式サイトのフロアマップが分かりやすい。
FLOOR MAP(1Fスタンディング)|TBSテレビ:BLITZ

入り口はホール左右と後方左右にもあるが、後方は締め切られていることもあるので注意。また、整列入場時は上手側の入り口に誘導されることが多い。これは恐らくドリンクカウンターとロッカーが上手側にあるからで、ホールの中も上手側が混みやすいため、こだわりが無いのであれば下手側に回るのが得策。

ステージは高めなので、どこからでも演者の顔が見やすい会場である。
ホールの形状は正方形に近く、最前列は30人程度か。

1階スタンディングエリアは後方に段差が2段あるが、段上の中心部はPAブースとなっていて通り抜けが出来ないため、出来ることなら段下に降りた方が臨場感もあって良いのではないかと思う。
段下を勧めるもうひとつの理由は、2階席の左右が大きく前に迫り出していて、後方に行けば行くほど視界の上部が遮られてしまうことである。段上に上がりたい場合も2段目の前方までと目安をつけたほうが良い。

2階席は傾斜が大きくどこからでも見やすい上に、先ほど記載した通り左右が大きく前に迫り出している。1階後方へ行くなら2階前方席の方がストレス無く見られる気がする。

ドリンク

会場入ってロビー右手側、ワンドリンク500円、ドリンクコイン。
水と一部ソフトドリンクはペットボトルで、それ以外は小さなプラカップ。
カクテル、チューハイ系はアルコール薄めなのでオススメ出来ず。ソーダ割り系とバーボンがあった。ビールはアサヒスーパードライ。

キャパシティの割にドリンクカウンター前のロビーが狭いので、終演後の混雑必至。
終演前にドリンク交換を済ませていてロッカーに用が無いのであれば、ライブ後はホール下手の出入り口から抜けることをオススメする。

 

出演者(4th Day)

※出順通り

[First Act:ぞんび]

ASH DA HERO

SHIN

MICHAEL

 

SET LIST(SHIN)

01.jack the ripper
02.dirty hurry
03.TERRITORY

-MC-

04.WEAKEND
05.未発表曲
06.PARADOX
07.RESTART

-MC-

08.2015.4.29

 

LIVE REPORT & 感想

(いきなり余談だが)会場に着いて早速物販でSHINくんの新しいタオルを購入したところ、お釣りと一緒にユークリッドさんのレシートを渡され、改めてユークリッド・エージェンシーに所属したんだなぁ、と実感した。
そもそもPS COMPANYの頃は物販でレシートなんて出なかった気がする(記憶違いだったらごめんなさい)。
新しいグッズのタオルはとにかく、Tシャツはなんか…と思ったので購入せず。
SHINくんのイラストは好きだけど、あれどうなの?イラストをそのままプリントしたデザインはかっこいいの?
SHINくんのデザインを元にグラフィック化するとか、何かもうちょっとやりようがある気がするのだけれど。(個人的好みの話なのですみません。あまり目くじら立てずに読み流してください。)

始動LIVEの神番とは裏腹に今回は(も?)整理番号が悪かったため、後方からお酒を呑みつつのまったり参戦。よってアルコールで記憶がとっ散らかっているのはご愛嬌。(「とっ散らかる」ってもしかして方言だろうか?)

開演はほぼ定刻通りだった気がするがどうだったか。(※すでに酔っ払っている感。笑)

 

ぞんび

まずはぞんびに噛まれてしまったお姉さんによる一風変わった場内アナウンスからの、OAぞんびさんのステージ。
あれは通常の赤坂BLITZのアナウンスの方に読んでもらったのか、はたまたぞんびさんのスタッフさんが読んだのか。なかなかの棒読み感が逆に味があって良かった(笑)。

ステージの幕が(中途半端に←ここポイント)開いてぞんびのメンバーが登場!
演奏が始まり会場にフリを煽りながらさぁ歌おう!としたところで、急にフロア上手側の扉が開いてメインパートのヴォーカリストである松岡充さん、SHINくん、ASHさんがサブステージに登場!
演奏が止まり呆然とするぞんびのメンバーをステージに残し、サブステージで「実は今日の出順がまだ決まってないからじゃんけんで出順を決めよう」という寸劇が始まる(笑)。

サザ●さんでお馴染みのジャンケン用の小道具を手にした3人が「最初はグーはなしね!」とじゃんけんを始める。「じゃ~んけ~ん…ぽん!」の瞬間、SHINくんは小道具をガッシャンガッシャンと落として「あぁっあっ…!」なんて、なんとも間の抜けた声を上げ始めたではないか。
これは恐らく演出ではなく、ガチで落とした模様(苦笑)。

ビックリしたASHさんが何も出せず、結局松岡さんしかじゃんけん出来ていない事態に「じゃあせっかく用意してくれたスタッフさんには申し訳ないけれど、素手でやろう」ということに。

我らがSHINくんがどうもすみませんwwwwwwwwwwww

松岡「俺チョキ出すからな。お前ら分かってるよな」
ASH「スイマセン、僕勝ちたいんで、グー出します」
SHIN「じゃ、じゃあ、僕、パー出します!!!」

松岡「…おい!それあいこで勝負つかんわ!!!」

我らがSHINくんがどうもすみませんwwwwwwwwwwww

相変わらずの天然王子炸裂(笑)。

そしてじゃんけんで出順を決める3人に、メインステージからは「あのー、すいませーん!!すいませーん!!ぞんびいますよー!!こんな大きなステージで10分くらい放置されてますよー!!」と必死に呼びかけるぞんびのヴォーカル・奏多さん。
無視して話を続ける松岡さんに、ASHさんが挙手をしつつ衝撃の事実(←)を伝える。

ASH「松岡さん、実は僕、さっきから見えてるんです」
松岡「え?何が?」
ASH「ぞんび、実はずっと見えてるんです。霊感あるんですよ、僕“HERO”なんで」
SHIN「えっ、あっ、すいません、ぞんびって幽霊なんですか!?」

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

我らがSHINくんがどうもすみませんwwwwwwwwwwwww

それどうでもイイやつ!!と思いつつ、松岡さんが「ごめん実は俺も見えてたんやけど、もうぞんび終わったでしょ?え?まだやってないの?え?もう終わった時間じゃないの?え?まだなの?この後スケジュール押しちゃうんだけど。え?やるの?わかった、じゃあやっていいよ、ココで見てるから」なんて言いながら、3人がサブステージに置いたパイプ椅子に座ってステージを突然の観賞(笑)。

仕方なく演奏を始めたぞんびさんたちもすぐに演奏を止めて「すいません、すっごくやり難いんで、やめてください(笑)」と懇願し、しぶしぶサブステージを後にする3人(笑)。

なwwwwwにwwwwwこwwwwwれwwwww

そんなこんなで軽くネタに使われたぞんびさんのステージですが、思っていたより全体的に楽曲が良くて楽しめました。
中でも「死ねばいいのに。」って曲が楽しかった。普段言えないことを全力で叫べるのが良い。(なんだろう、疲れているのかな…。笑)
その歌詞のインパクト然り、メロもV系の王道を行っていて好感が持てた。
またZany Zap SUMMITで見られるのがとても楽しみです。

 

ASH DA HERO

根底はゴリゴリのロックながらも、ジャンルにとらわれない幅広いつくりの楽曲をパワフルに歌い上げるASH DA HEROさんのステージは圧巻の一言。
彼が叩いていたタンバリンが割れるほどの勢いに、オーディエンスが一気に惹きつけられるのを肌で感じた。
パフォーマンス力もこの日の出演者の中で突出して目立つものがあったし、ステージを飛び降りてオーディエンスを煽って歩くほどのアグレッシヴさで他の出演者のファンを圧倒していたように思う。
曲が分からなくても単純に楽しめるライブだった。

MCもかなりテンポが良く、これだけ喋れると強いなぁと言う感じ。しっかりと告知を盛り込みながらノリ良く展開されるトークはかなり軽怪。
SHINくんにもあれくらいのトーク力が欲しいなぁ…(小声)

そう言えば、攻撃性で言ったら『死ねばいいのに。』なんて曲を披露していたぞんびさんだけでなくASHさんにも中指を立てる曲があった。ああいうのって良いよね。普段出来ないもんね。(なんだろう、やっぱり疲れているのかな…。笑)

LIVEって普段色々と溜まっているものと言うか、葛藤と言うか、そういうダークな感情を放出する場だと思うから、こういった刺激的なパフォーマンスや楽曲ってライブキッズには案外ウケるんじゃないかなって思う。

あと個人的な話ですが、サポートのsatoくんが凄く良かった。この1年彼のベースを聴く機会がとても多かったけれど、彼はGACKTのツアーサポートメンバーになってかなり鍛えられたように感じる。

 

SHIN

お目当てのSHINくんはトリ前に登場。
これはちょっと意外だった。始動して一発目の対バンイベント出演なので、てっきりメインパートの一発目かと思っていた。

ステージの幕が開き、相棒のWhite Penguinを片手に登場したSHINくん。
衣装は現在のアーティスト写真で着用している白いクラッシュニットに白いガウチョパンツというスタイルで、その神秘さはブリーチされた髪色と白とゴールドが基調となったGRETSCHのギターに良く似合っている。

この日のサポートメンバーはギターにKUMAさん、ベースにSHUSEさん、ドラムにRYUGAさん。
まさかSHUSEさん(ex.La'cryma Christi)みたいなベテランがサポートに入ると思わなかったのでとても驚いた。ベーススキルもさることながら、ステージ上での存在感はさすがと言わざるを得ない。

まずは先日配信リリースされた『jack the ripper』『dirty hurry』と勢いのある2曲を披露。
特に後者の間奏で髪を振り乱しながらギターをかき鳴らすパフォーマンスがかなりかっこ良く、以前のバンド時代には見ることが出来なかった姿だけに印象深い。

恐らくファンがしっかりと予習をしてきたであろう2曲の後に何を持ってくるのかと思ったら、逆にデモ音源の公開も無かったあまり馴染みの無い『TERRITORY』(※多分)を持ってきたので驚いた。(正直私自身も2年近く前のV-NATIONと昨年末の始動LIVEでしか聴いたことがないので、この曲だと言う確固たる自信は無いのだけれど。)
この曲は以前も書いたが、特に歌詞が『From the begining』から続くもののように感じているので、音源化した際には一番じっくり聴きたいと思っている曲だ。

3曲を歌い上げた後、当然ながら久し振りのMC。(※下記はニュアンスです)

「僕のことを知ってくれている子も久し振り…だよね。初めて見る子は、はじめまして。SHINです。」

「ソロヴォーカリストとしてイベントに出るのはこれが初めてです。僕の譲れない誇りや妥協出来ない部分があって、前の活動から随分と時間が経ってしまいました。12月の24日にワンマンライブをやったんだけど、その時はとにかく歌いたい一心で…今の会社にも入ってなかったし、先のことは何も決まってなかったんだけど。どうしたらいいかと呆然としていたところMICHAELさんにこのフェスに出ないかと声を掛けてもらって、本当に感謝しかありません。このイベントがあったから生きられました。ありがとうございます。」

「次に歌う曲は僕が弱い気持ちになった時に作った曲で、この曲のお陰で前を向けました。聴いて下さい。『WEAKEND』」

この曲のタイトルについては、私は正直英語に強くないのですぐに気付かなかったことがある。なんとなく響きで“週末”を意味する“WEEKEND”と思っていたのだけれど、良く考えればWEAK+ENDで『WEAKEND』=弱い心を終わらせる、という意味合いだったのだと、この日のMCで今更ながら気付いた。
サビで思い切り手を拡げて歌う姿から、長い沈黙期間の苦悩と決意が伝わった。

ミドルバラードの前曲を終え、会場を煽りだすSHINくん。

「声出せるよな?聞かせてくれ!トーキョー!!ウォーイ!!ウォーイ!!ウォーイ!!カモン!!!」

なんだか懐かしい煽り文句が嬉しい。そう言えばこうだったな、と昔を思い出した。変わってないパフォーマンスに少し笑みがこぼれる。(笑うところではないけれど。笑)

掛け合い用の曲だろうか?全英詩の聴きなれない曲を煽りながら披露。きっとライブの転換時にこの曲でテンションを引き上げるんだろう。結構好きなノリだった。
もしかしたら始動ライブのSE曲をアレンジしたものだろうか。

続く『PARADOX』ではジャンプを促し、会場が揺れる。始動ライブでもジャンプを煽っていたので、この曲はジャンプ曲なのだろう。

そのまま『RESTART』へ。やはりこの曲は盛り上がる。動画がYouTubeにUPされているからか、ファンのノリも良いように感じた。

そして、印象的なMC。(※上に同じくニュアンスです。)

「わたくしごとですが、前の(バンドで)活動をしていたときに、この赤坂BLITZでの最後のライブをして、実は大泣きをしてしまって…。知ってる人いたら恥ずかしいんだけど(笑)
歌うのがその日で最後の曲があったんだけど、声が全然出なくて。こんなんでいいのか?って悔しくて男泣きをしてしまったんだけど(笑)。
そのステージにこうしてまた立つことが出来て、今日は笑って終われそうです。ありがとう。
もちろん過去を無かったことにするつもりなんてさらさら無いし、過去があるから今の自分がある。ソロヴォーカリストとしてはまだまだまだまだだけど、過去を全部背負って、僕は僕の目標に向かって生きていきます。」

そして最後に節目となった解散の日をタイトルにした曲『2015.4.29』を歌い上げた。

このMCを聞いて、前のバンドで最後に赤坂BLITZに立ったライブを思い出した。
その日が最後だった曲――『Across the Border』だ。サビの突き抜けるような高音が特徴的なミクスチャーロック。間違いなくViViDを代表する一曲だった。
あの日は確かに高音が出ていなかった。正直毎回綺麗に歌い上げることが出来ていた曲ではなかったので、その日たまたま声の出が悪かったところで個人的にはそれほど違和感を感じなかった記憶がある。

最後――ライブが終わった瞬間、突如わたしたちに、そしてメンバーに、スタッフさんに、彼は言った。

「もう一度アクロスを歌わせて欲しい。このままじゃ終われない」と。

そしてもう一度、本当に最後の『Across the Border』を歌い上げた。さっきの今で喉のコンディションが大きく変わるわけでもないのに、しかも一本ライブをこなした後にもかかわらず、気持ちだけで先刻よりもしっかりと高音を出した。

iPhoneを見ていたら、その日の彼のMCを翌日に思い出してメモしたものが出てきた。
きっと当時ライブレポートを書こうと思って書き留めておいたのだと思う。結局あの頃は自分でも色々ショックで頭を整理することが難しかったため、ライブレポートを書くことが出来ずに2年間この小さな機械の中に入れっぱなしだった。せっかくなのでこの機会に当時のMCをここに書き留めておこうと思う。

――2015年4月19日 ViViD 『MADE IN DREAM WAY TO YOU』 @ 赤坂BLITZより、シンのMC

「みんなのお陰で6周年を迎えることが出来ました。本当にありがとうございます。
あと一本で解散するって頭では分かってるけど、気持ちが追いつかなくて…
だって今もこうやってメンバーがいて、ライブやって、みんなで普通に笑ったり話したりしてるのに…
ViViDは俺にとって宝物みたいなバンドだから…
なんだろ…。みんなに言えずに色んな事情で活動出来ない時もあった。
前回赤坂BLITZでライブをやった時もそう。あの時は今よりもうちょっとお客さん少なかったかな…。みんなに言えずに活動が止まって…つらかった。
国際フォーラムもそう。終わって、みんなに言えずに活動出来なくて…
武道館もそう。自分の体調がコントロール出来なくて、声が出なくて…本当に悔しかった、つらかった。でも、みんながいてくれたから持ち直せた。最後まで歌えた。
今日もそう。悔しい曲いっぱいあった。でもみんながいたから歌えた。
なんだろ…最近ね、応援してくれるみんなと話す機会が多くて。FC旅行もそうだし、僕個人のイベントもあって。
いつもより長くみんなと話をして、今まで知らなかったけど、あぁ、この人って実はこういう人なんだ、こんなこと考えてるんだ、こういう仕事してるんだって知ることが出来て…
なんだろう、なんか…
………………(泣)
みんなの、人生を…背負って歌って…るから………
ごめん、泣くつもりなんか全然なかったのに…(解散ライブの)パシフィコでも泣かないつもりだったのに…
ずっと…俺、こんなとこに立って良い人間じゃないんじゃないかって…思って…
今日も高い音が出なくてうまく歌えなくて悔しくて…つらくて…
でもみんなが一緒に作ってくれたから…ここまで歌うことが出来て…
本当にありがとう。
俺だけじゃ歌えなかった。
あと3曲だけど…精一杯気持ちを込めて歌うから。
みんなは俺らの光でした。」

 

MICHAEL

大トリは主宰のMICHAELさん。

ステージの上手に置かれた椅子に豊田さんが、そして下手の椅子に松岡さんが腰をかけ、アコースティックでSOPHIAの名曲『ひまわり』のコラボを披露。
ステージ後方に一段高く作られたセットの上にある椅子に、この日出演したヴォーカリストたちが代わる代わる座ってリレー形式で歌を繋いでいく。奏多さん、ASHさん、SHINくんの順に入れ替わった後、突如響いたのはゴールデンボンバーのヴォーカル・鬼龍院翔(キリショー)の歌声。一気に会場がざわつく。
正直照明がかなり暗くてその姿ははっきりとは確認出来なかったが、元金爆ギャの私はその声ですぐキリショーだと分かった。
最後、松岡さんが小さく呟く。

「Thank you 奏多、Thank you ASH、Thank you SHIN、Thank you…キリショー」

オーディエンスの推測が確信に変わった瞬間、この日一番の大きなどよめきが走った。
みんなにとって嬉しいサプライズだ。

下記、松岡さんのMC(※ニュアンスです。)

「はっきり言えへんのやけど、Gさん…Gさんだと誤解されそうやな。GのKさん(笑)。もう帰りましたけどね、忙しいんでね。これだけのために、たった3行だけを歌って帰りました。この後も仕事があるんだって。もちろんね、今回も出演をオファーしたんですよ。けどスケジュール的にどうしても無理と言うことで。今ツアー中なんでしょ?それじゃあ仕方ないねって。でも断ったことを気にして、忙しいのに時間の合間を縫ってキリショーが見に来てくれたの。律儀だよねー。で、来たからには「出る?」って。昔から俺のこと分かってるみんなは知ってると思うけど、引っ張り出すじゃない?いつも。で、もちろんダメだろうなってのは分かってたんだけど、冗談半分で「出る?」って聞いたら、「はい!」って(笑)。え、ホントに出る?「『ひまわり』分かる?」って聞いたら、「はい!僕らはもう、世代ですから!」って言うから、今日やるアレンジの音源を渡して、さっきまでずっと楽屋でそれ聞いて練習してて。で、奏多とASHとSHINが後ろでスタンバイしてるじゃない?その3人もそこ(ステージ裏)で会って始めて知ってね。「え?何でいるの!?」ってビックリしてて(笑)。」

いやぁ、それは誰でも驚くでしょう!笑
しかし本当に、この世界はこういうことが大事なんだろうなーって思う。律儀と言うか、義理堅いと言うか。忙しい合間を縫って少しだけでも顔を出すのはもちろんのこと、先輩のムチャ振りも快く受けられる余裕と言うか、懐の深さと言うか。こういうことの積み重ねが、たとえ売れようが売れまいが、人気があろうがなくなろうが、何かあった時に「あ、アイツに声掛けてみようかな?」と思わせるのではないか。そしてやはり、フットワークの軽い人間は売れるのである。それはこの世界では絶対だと思う。何の見返りも無く、そして迷いも無く即座に受け入れられるのがキリショーの凄さだなぁ、と改めて実感した。

MICHAELさんのステージは新曲3曲を交えながらアップテンポなナンバーを中心に会場を盛り上げていて、松岡さんのSOPHIA時代からの変わらない歌声もあり凄く楽しめた。 やはり長年ステージで戦ってきたミュージシャンのパフォーマンスは本物。
最後に歌った『こころ』と言う曲の歌詞がとても良くて胸に刺さった。

『ひまわり』を入れて8曲を披露した後、アンコールで松岡さんが再度この日のメンバーを呼び込む。

「今日はビューティーDAYやったね。裏でも(髪の毛をサっとかき上げながら)「どうも…(キラキラ)」みたいな感じやったもん(笑)。ずっとそこ(舞台袖)から見てたけど、君ら(観客)こんなん(*゜Д゜*)になっとったぞ(笑)。見てたからな!ホンマ君らはそうやってすぐ心が揺らぐ!(笑)」

「今日の出演者はみんな苦労してる子たちばっかり。すげぇ苦労人だと思うし、そう言う困難を乗り越えてきた人はやっぱり凄く良い歌を歌う。成功している人は順風満帆に見えるかもしれないけど、みんなすげぇ裏では苦しい思いをして、そういう人はやっぱり成功する。もちろん中にはトントン拍子にいく人もいるだろうけど、でも多くは苦労をしているし、今日の出演者もそう。みんな自分ではそんなこと言わないけどね。」

ぞんびさん、ASH DA HEROさんを呼び込み、最後にSHINくんを呼び込む。

松岡「SHINもね、俺は前のことは詳しくは知らないけど、バンドが解散してここまですごい苦労して来た。このイベントの前もすげぇ連絡してくれたもんね。」
SHIN「はい。すごい緊張しました。手の震えが止まらなくて。ソロヴォーカリストで初めてのイベントなので盛り上げなきゃって緊張と、でもちゃんと歌で気持ちも伝えなきゃっていう…」
松岡「また~(笑)。君は本当に可愛いね!顔なんて女の子みたい綺麗だもん!守ってあげたい!!ちょっと、ミドリ、お前SHINの隣に並んでみろ(笑)。いや、ミドリも可愛い顔してるけどね。」
SHIN「いや、ホント緊張して。落ち着かなくて朝から散歩しちゃいました(笑)」
松岡「散歩?ポケモンGO?笑」
SHIN「ですね(笑)。あの、帽子かぶってマスクつけて手震えながら歩いてたら警察の人に声をかけられて(笑)。いや、なんでもないです、大丈夫です、大丈夫なんでって」
松岡「ポケモンGOやってるだけです、って?笑」

いやいや、それめちゃくちゃ危ない人でしょう!!全然大丈夫じゃない!!(笑)SHINくん自身は大丈夫でも、すれ違う第三者が危機感を感じちゃう(笑)。

松岡「ミドリ、守ってやれ!(笑)」
SHIN「あ、同じ事務所なんで…よろしくお願いします」
松岡「そうなんだよね」
SHIN「そうなんですよ。実はすごい昔対バンしたこともあって。ね!」
ミドリ「そうですね。その後、彼がうなぎのぼりに人気が出て行くのをずっと見てました」
SHIN「いやいや…(笑)でも、初めて出た雑誌も一緒だったりとか、ね!」
松岡「そういう縁もあるんや」

これは恐らくSHINくんが秋葉原少年団☆電脳ロメオ(バンド名)で活動していた頃、ミドリさんはテディと言うバンドでせつきと言う名前で活動していたので、その頃の話なのではないかと。昔友人に連れられてメロウと言うバンドを見に行った時にこの2バンドも出ていたような…(記憶違いかもしれないけれど)

ラストは出演者全員でSOPHIAの『街』をセッション。『ひまわり』と『街』はSOPHIAの代表曲でもあり、私もとても好きな曲なので嬉しかった。SOPHIAをあまり良く知らない方も、『街』は聞いたことがあるのでは。この日一番会場が一体となって盛り上がった瞬間だったように感じた。

ただすごく気になったのが、松岡さんやASHさんに比べて圧倒的にSHINくんの声量が足りないなぁ、と。元々ほんの少しだけハスキーが入っていて通る声ではないのだけれど、ASHさんのようなパワーヴォーカルと一緒に歌うとほぼ何を言ってるのか分からなかった。これは今後より大きな会場を目指す上では攻略しなければならない課題ではないかと思う。

最後、出演者全員で手を繋いで一礼…のはずが、SHINくんひとりジャンプをしてしまう始末(笑)。
そうだよね、前のバンドでは手を繋いでジャンプ、だったもんね(笑)。
「やってしまった…!」感を全開でうろたえるSHINくんは最強に可愛かったです♪笑

 

さいごに

今までライブで見たり曲を聴く機会のなかったバンドが出演していて曲もあまり分からないしどうかな、と思っていたが、想像をはるかに越えて楽しめるイベントだった。
各ミュージシャンの徹底した世界観やパワフルなパフォーマンスはもちろん、主宰のMICHAEL 松岡充さんの人柄は人を惹きつける物がある。今回このイベントにこの対バン相手で参加出来たことは、きっと今後のSHINくんの活動に大きなプラスになったに違いない。

SHINくんはまだまだリリースしていない曲も多いので、少しずつ彼の音楽を脳内に取り込んで行きたいな、と思った。昨年のデモ音源とは大きく成長を遂げている楽曲たちを聴くのが心から楽しみである。

最後にMICHAELさん宛にGACKちゃんから届いていたお花を。

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そしてこの日のSHINくんのTwitter。
お留守番組にも気を配ってくれるのは本当に素敵だと思う。

twitter.com

 

次は明日のZany Zap SUMMIT。
どんなセトリなのか?どんなパフォーマンスなのか?
殆どの曲をリリースしていないからこその楽しみ方が、少し分かってきた気がする。

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ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

尚、全て一個人の曖昧な記憶であり、事実と異なる部分や勝手に記憶が脚色された箇所、個人的解釈による記述もあるかも知れませんが、どうかご了承くださいませ。
また、あくまで個人的感想によるものですので、感想や考え方の相違について異論や誹謗は受け付けておりませんことをご承知置き願います。

 

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