梅雨真っ只中の6月16日。
KNOTFESTやOZZFESTなど国内外のアーティストを手掛けるコンサート・プロモーター「H.I.P」主催の対バンイベント「H.I.P. presents GROWIN' UP vol.1」へ足を運んできた。
今回の出演者はソロヴォーカリスト2組とヴォーカル2名にギター1名の変則3ピースバンド1組という組み合わせでジャンルもバラバラ。「GROWIN' UP」と称するとおり、まさに今成長過程のアーティストを集めたイベントと言えるだろう。
今年に入ってSHINくんが宣言していたようにジャンル違いのアーティストとの対バンが続いており、またこの日も新たな挑戦の一日だったように思う。
※尚、今回のライブレポートはイベントであるもののSHINくんメインで書いているので、他の出演者様の情報が薄いことをご承知置き願いたい。
新宿BLAZE
会場については下記に掲載済みなので詳細は割愛したい。
出演者
※出順通り
WHITE SHADOW
JUON
SHIN
SET LIST(SHIN)
-SE-
01.why not?
02.Without You
03.jack the ripper
-MC-
04.GLAMOROUS SKY
05.restart
-C&R-
06.just going true side
07.this is our way
-encore-
-MC & メンバー紹介-
en1.GLAMOROUS SKY
LIVE REPORT & 感想
この日は週間予報でずっと傘マークがついていたので天気については半ば諦めていたのだが、意外なことに雨に降られること無くイベントを終えた。
思えば前のバンドの頃は雨に見舞われることも多かったが、ソロになってからはあまり雨に降られた記憶が無い(HAKUEIMANさんとのツーマンくらいだろうか)。
雨予報だったとしても曇りで済むことがとても多い気がする。昨年のツアーの大阪公演もそうだった。
SHINくんは晴れ男(曇り男?)なのかも知れない。
ところでこの日の対バンライブがソロになってから初めてトリを務めるイベントだと言っていたが、OSIRISさんとのツーマンライブでもトリはSHINくんだったので少し不思議に思った。ツーマンはノーカウントなのだろうか。
今回対バン相手となるアーティストの楽曲や現在の動員レベルなどを事前に勉強せずに会場へ行ったのだが、ビックリするほど動員が少なかった。800人が入る会場だが半分にも達していなかったのではないか。
この日のSHINくんのパフォーマンスは非常に良いものだったので、あの広くガランとした空間がとても勿体無く感じた。
WHITE SHADOW
トップバッターはWHITE SHADOWさんのステージ。
大変失礼ながらこの方たちの事前情報を入手せずに行ってしまった。てっきりロックバンドなのだと思っていたらツインボーカルにギターと言う3人編成で、楽曲はエレクトロポップ。グループ名から勝手に推測していた雰囲気とはかなり異なっていた。
ヴォーカルの2人はサングラスをつけて登場し、しばらくサングラスのまま歌っていたので顔を明かさない設定なのか?と思っていたら途中で外したのでそういうわけではないらしい。サングラス効果でイカツい感じかと思ったが、とてもポップな楽曲の連続で拍子抜けした。
ギターの方だけ少し他のメンバーとは方向性の違うルックスをしていて、明るい金髪に可愛らしい笑顔満載でギターをかき鳴らしていたので、どことなく朝倉大介さんを髣髴とさせた(朝倉さんはキーボディストだけれど)。
歌唱中にちょっとした寸劇?メンバー同士の絡み?ちょっかいの出し合い?が盛り込まれていて、ファンの方は楽しそうだったけれど、外野は少しポカンとしてしまった。あれがデフォルトのパフォーマンスなのか、ちょっと今回だけそうやって盛り上げようとしただけなのかは不明だが、今回のような出演者がジャンルから何からバラバラな対バンでやると色々難しいだろう。
MCでは「あと2曲なのでガマンしてください!」と言った自虐的な発言もあり、アウェイな中でももっと攻める意識を持って欲しいなと思ったと同時に、改めて対バンの難しさ、自分のファンではないオーディエンスまで自分たちの世界へ引っ張ることの難しさを実感した時間だった。
(少し辛口な言い方をしたが、勿論ステージ上の3人は自分のファン以外のオーディエンスを笑顔にしようととても頑張っていたし、会場にいたオーディエンスも曲や雰囲気に合わせてみんなで盛り上げようとしていたと思う。)
余談だが、メンバー紹介で驚いたのはヴォーカルのひとりである長柄琢磨さんはがプロゴルファーとしても活躍しているらしいこと。スポーツとミュージシャンという全く異なった二足のわらじを履くのは大変だろうから、素直にすごい。
JUON
2番手はJUONさん。
りりィさんの息子さんで、DREAMS COME TRUE吉田美和さんの旦那さん。B'z稲葉さんのサポートギタリストとしても有名だろうか。
最近ではニベアのCMに楽曲が起用されたことから、ほとんどの人がその歌声を耳にしたことがあるだろう。
オルタナティヴ・ロックバンドFUZZY CONTROLでギターヴォーカルも担当していたが、2015年に活動を休止しているようだ。
ライブでは文句無しの歌声にギタープレイを披露。
ニベアCMの『“あいしてる”って言えなくて』のイメージが強かったので意外だったのだが、SHINくんと同じくギターロックを全面に打ち出した楽曲が多く、そのふり幅の大きさに驚いた。
ハスキーがかった声をイキませるとなかなかの迫力がある。高音も突き抜けるように出るし、汗を振り乱したパフォーマンスはアツくて圧巻の一言。
ライブは初めて見たのだが煽り方も分かりやすく、知らない楽曲でもすんなりジャンプをしたりハンドクラップが出来るなど、オーディエンスの掴み方も巧かった。さすがにSUMMER SONICなどの大きなステージを踏んできただけのことはある。
サポートメンバーの演奏も安定しており、中でもベースの音がグイグイきて良いな、と思ったら(GACKTさんやVAMPSのサポートをしている)Ju-kenさんだったので納得。久し振りにJu-kenさんの音を聴いたが、ズンと重くてJUONさんの出すサウンドに良く合っていた。
『THIS IS THE START!!!』という曲が勢いがあってかっこ良かったので、また機会があったら是非生で聴いてみたい。
SHIN
前述のとおり、この日のトリはSHINくんだ。
初のトリと言うことだが、SHINくんの動員が圧倒的に多かったように思うので、きっと心強く感じてくれただろう。
前回のワンマンライブ“GLAMOROUS SHOW”から使われている新しい登場SEが流れ、メンバーがステージに姿を現す。この日のサポートメンバーは“GLAMOROUS SHOW”と同じくギターにYOUSAYくん、BASSにMiroくん、DRUMSにKEN'ICHIくんの3人。
SHINくんはOSIRISさんとの対バンから着用している“SHIN LIVE TOUR 2018”の文字が入った衣装を身に纏い、ツアーの前哨戦といった雰囲気だ。
少し気になったのは、“GLAMOROUS SHOW”で聞いたときは登場SEの最後に「Listen to my voice,open your mind(←最後の単語が合っているか微妙).Ready?」と声が入っていたように思うのだが、この日は「Listen to my voice」で切れていた。マニピュレーションシステムを誰が弄っているのかわからないが、凡ミスだろうか。
1曲目は『why not?』。いつだったかWEB会員ラジオで、ライブのセットリストを組むときこの曲とノリの近い『PARADOX』と迷って『PARADOX』を使ってしまうと言っていたが、最近は『why not?』の出番が多い気がする。この曲はハイテンポナンバーではないがズッシリとしたサウンドで勢いがあるので、序盤での盛り上げるタイミングで披露するのにピッタリだ。また、WHITE JUDASからサポートを務めているKEN'ICHIくんが叩くこの曲のドラムが重いサウンドにマッチしていてなかなか良い。
「待たせたな新宿!!ブチ上げていくぞ!!」
テンションの高い煽りから『Without You』へ。SHINくんはMiroくんの肩に顔を乗せ、絡みながら挑戦的なパフォーマンスで歌い上げる。この曲は土屋アンナさんのカヴァー曲だが、SHINくんにピッタリなロックナンバーだ。間奏では「頭振れ!!好きなだけ振っていいぞ!!」とヘドバンを煽る。今までのソロパフォーマンスではここまで激しいものはなかったので、また新たなLIVE感を感じられる一曲になっている。
続いてStratocasterを手に取り、『juck the ripper』とキラーチューンが続く。最近イントロ前の歌い上げる曲入りを飛ばして勢いのままに曲に入ることが多く、曲入りでSHINくんがギターを弾きながら歌う部分が好きなので少し残念に思っていたのだが、途切れることなくヴォルテージを引き上げるには良いのかも知れない。
また、YOUSAYくんのアドバイスでSHINくんのギターのボリュームを上げていたようだが、それがまたギターヴォーカルの曲では良いテンションに繋がったように感じる。
アッパーソングを歌い上げた後、YOUSAYくんの奏でるギターの音色に乗せたMC。(※ニュアンスです)
前回の対バン(CHAIN REACTION)では終始叫ぶようなMCだったが、この日は比較的落ち着いた口調のMCだ。
「こんばんは、SHINです。今日はソロになってから初めてトリをやらせてもらいます。新宿は恐い街なのに、僕のファンじゃない方も遅くまで残ってくれてありがとうございます。」
「今年はたくさんライブをやると言ったんですけど、6月にライブが無いなと思ってずっと探してて。そしたら主催のH.I.P.さんが声を掛けてくださって、こうしてステージに立つことが出来ました。ありがとうございます。そして一緒に今日のライブを創ってくれたWHITE SHADOWさんとJUONさんにもお礼を言いたいです。ありがとうございます。」
この言葉に疑問を感じた。6月にライブがないどころか、7月も8月も何も発表されていない。
もしかしたら未発表の何かがあるのだろうか。
「まだみんなには告知出来ないんだけど、実は挑戦していたことがひとつ実って。こんなことってあるんだ!って思うような、僕にとって夢だったライブが決まりました。近々みんなに良い報告が出来ると思うので楽しみにしててください。色んな人の助けがあって叶ったので、みんなにも遊びに来て欲しいです。」
「そうだ、あと、アルバムのリリースとツアーが決まりました。僕のファンの人は知ってくれてると思うけど、9月4日、僕の誕生日に恵比寿リキッドルームでワンマンやります!で、さっき言ったのとはまた別の話なんだけど、その日にみんなに直接伝えたいことがあるので絶対遊びに来てください!!」
「それで、えっと…俺は言葉ヘタだから。ヘタだからさ、言葉が…」
後ろでYOUSAYくんがウンウン、と激しく頷く(笑)。
「…てか、俺のTシャツとか着てる人もっと前来いよ!もっと前来い!!おかしいだろ!!(笑)」
心の底から訴えかけるような、まるでツッコミを入れるような話し方に、会場全体が笑いで溢れる。
「前空いてるからね、みんなもっと前に来てくれるって信じてます。てか、俺が来させる!
今年は今までやったことのないジャンルの人たちと対バンしたいと思ってやってきたんですけど、僕のことを知らない人たちにも楽しんでもらえる曲が欲しいな、と思ってこの曲を持ってきました。それでは聴いてください、『GLAMOROUS SKY』」
YouTubeでは配信1ヶ月で早くも20万再生を突破したカヴァー曲『GLAMOROUS SKY』で会場の心をひとつにする。本人も言っていたが、この曲は生で聴いたほうが断然良い。そして狙い通りと言うべきか、SHINくんを知らない人も当然この曲を知っているので、惹き込むのには最適だ。
「まだまだイケるか東京!!後ろ、もっと前来いよ!!もっと前来いよ、なぁ?もっと前来いよ!!そうそうそうそうそう、もっと前来て!!次はひとつになれる曲だから、もっと前来て!!もっと前来て!!もっと前来て!!全員でひとつになろうぜ!!」
段上で見やすいなど様々な事情でそこにいるのだと思うが、そんなに言われたらファンとしては後ろにいるわけにはいかないだろう(笑)。「俺が来させる」と断言したとおり、後方のファンを前方に誘導してからの『restart』。この曲ではオーディエンスひとりひとりをしっかり見て、コミュニケーションを取りながら楽しそうに歌う姿が印象的だった。
そしてコール&レスポンスへ。
「ヘイ!ここで前来なかったらライブ終わっちまうぞ東京!!ここで前来なかったらライブ終わっちまうぞ!!前の人たちマジで良い顔見せてくれてありがとう!!(指をさしながら)マジでありがとう!!マジでありがとう!!マジで来てくれてありがとう!!聞かせてくれー!!」
SHINくんのウォイ!ウォイ!ウォイ!トーキョー!!の叫びに会場が応え、オイコールの応酬が始まる。
「今日はMiroくんが煽ります!!!!」
突然の宣言に、苦笑いでSHINくんを一瞥した後Miroくんが(珍しく)声を張り上げる。
Miro「ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!」
………小さい(笑)
Miro「・・・(。´・∀・)・・・」
煽らないのかーいっ!!(笑)
恐らく4回の「ヘイ!」が彼の精一杯だったのだろう(笑)
それでもSHINくんは気にせず煽りを続ける。
「ヘイ、後ろ!!手を上げるだけだ、簡単だろ!!ウォイ!ウォイ!ウォイ!カモン!Fo~~~~~~~ッ!!!」
随分とゴキゲンだ(笑)。
「次は希望の曲を届けます!聴いてください!!」
会場のヴォルテージを一気に引き上げ、『just going true side』へ。SHINくんは本当に幸せそうな表情を見せるのでオーディエンスもニコニコになり、良い空気感が会場全体に広がった。
しかしこの曲ではふたつ気になったことがある。
ひとつは同期がズレていたこと。GLAMOROUS SHOWでもこの曲ではないのだが酷い同期ズレを起こしていて、今回はそこまで酷いものではなかったがサビのコーラスズレが少し気になった。どういう事情でこんなに同期ズレを連発しているのか分からないが、改善して欲しい。
もうひとつは間奏でSHINくんが前に出てパフォーマンスをし、機敏な動きでマイクスタンドへ戻ってCメロを歌ったのだが、その間奏の合間に後方からスタッフが出てきてマイクスタンドを直そうとしていたこと。この曲の間奏はとても短いのだがそのスタッフは曲を良く分かっていないのか、歌いに駆け戻るSHINくんとあわやぶつかりそうになり慌てて走り去っていた。どう考えてもあのタイミングで出てきてマイクは直せないので、ステージにつくならそのアーティストの楽曲を少し勉強して欲しい。
「ラストー!!」
「ラストです。今日は本当にありがとうございました。ライブひとつひとつが俺の人生であり、一曲一曲が俺の人生であり、ここにいるひとりひとりが、今日しか会えない人がいるかも知れねぇけどそれも人生であり、俺はそうやって生きていって、いつか死ぬんだと思います。そんな俺の人生にもう一曲だけ付き合ってくれませんか?簡単です、俺と一緒に歌えば良い、それだけ!!いくぞ、聞かしてくれー!!」
『this is our way』のウォーウォーウォーウォーの大合唱が会場に広がる。一緒に声を上げ、歌い、ハモり、全ての日常を忘れてこの時間に溶け込むような感覚だ。
「これからの一歩一歩がみんなと積み上げる俺の人生でありますように、そしてみんなの人生でありますように。」
この曲は次のアルバムに収録される曲だが、1月に初披露されてからライブで大事に育てられてきた。ツアーでどんなハーモニーが会場を包み込むのか、とても楽しみだ。
全てのパフォーマンスが終了したSHINくんはステージを歩き回りながら何度も何度もオーディエンスへ「ありがとう、ありがとう」と言葉を掛け、ステージを後にした。
そしてオーディエンスのアンコールの声に、再びステージに姿を現すSHINバンド。
(※MCはニュアンスです。)
「これで戻って来なかったらお前、今まで言ってたこと何だよ!って感じだよね(笑)。アンコールどうもありがとう!正直予定していなかったアンコールなので何も用意してないんだけど、今までやった曲の中でみんなが好きな曲をひとつだけ選んでいいよ。みんなで楽しめる、俺の曲じゃないけど(笑)『GLAMOROUS SKY』か、ちょっとエッジーな俺の曲か」
恐らく『juck the ripper』のことを言いたかったのだと思うが、どう聴いても“エッジー”が“エッチィ”に聞こえ、会場中が「エッチィなの!!」と沸く(笑)。
(ちなみに筆者も「ん…?今なんて言った?」と混乱したが、考えてみても彼にエッチな曲は存在しない。笑)
「エ……ッジー?エッジなやつ?エッチなヤツ??(笑)」
少しトボけた笑い顔でそんなことを言い出す(笑)。
「それか、最後にやったウォウウォウのやつか……あれっ、この曲人気ねぇんだな意外と!(笑)マジか、俺すげぇこの曲可能性感じる!って思ってたんだけど、あれー?おかしいな…(笑)。だってさ、さっき夢叶ったって言ったでしょ?その一曲目絶対ウォウウォウの曲にしようと思ってたんだけど、この感じだとあやしい雰囲気が…あれっ、ちょっ……ゆ、YOUSAY楽しいね!」
と、若干の不穏な空気に突然話を逸らし始める(笑)。
「ギターYOUSAYです。イケメンです。職業イケメンです。そこにそういう看板あって…」
YOUSAY「あ、そういうのやってないんで」
「あっ、やってないですね、ハイ(笑)。ギタリストです。そして、ベーシスト、Miroくんです。イケメンです。職業イケメンです!……あ、新宿だからって感じで言ったんだけどウケないんだね!俺笑いのツボがズレてるみたいだから…ドッカンいくかと思ったんだけど、おかしいな(笑)。Miroくん、楽しいね。結局どれやる?(ファンの全部!の声)……え、全部?全部は時間的にマズい。(ファンのじゃあ2曲!の声)…2曲?…は、マズい、多分、怒られる。いいっすか?え、ちょっと聞いて貰ってるから……あ、1曲です。(ファンの落胆の声に)しょうがないしょうがない、予定にないアンコールだから、やらせてもらえるだけでありがたいです。ありがとうございます。そして、ドラマー、KEN'ICHIくんです。イケメ~ンでっす!髪型がボンバーマンみたいだけどね!わかんないかな、ボンバーマン。わかる?KEN'ICHIくん今日どうです?」
KEN'ICHI「爆発させます」
「ボンバーマンだから爆発させるって!(笑)そして、SHINです、今日はありがとうございました!えーと、じゃあ、『GLAMOROUS SKY』にします!みんなが知ってる曲だし、良かったらみんな一緒に歌ってください!じゃあラスト、聴いてください。『GLAMOROUS SKY』」
ギターを持たずに『GLAMOROUS SKY』を披露。ステージを縦横無尽に歩き回り、オーディエンスにマイクを向け、まさに一緒に楽しむステージを作り上げる。また、ステージに膝をつけて歌うなど普段のギターを持ったパフォーマンスでは出来ない自由な動きもこの日ならではの光景だ。本来この曲では終始SHINくんもギターを弾いているので勿論音は足りないのだが、ギターを持たないパフォーマンスでのLIVE感はとても良かったし、イレギュラーなパフォーマンスが見られるのもLIVEの醍醐味でもあるな、と思った。
全てを歌い切ると、真剣なまなざしで前を見つめて一言。
「SHINです。音楽に人生賭けてます。どうもありがとうございました。」
「リキッド来いよ!!」
そう言い残してステージを後にした。
トリと言うこともあるのかも知れないが、対バンにしてはMCも長く、ライブパフォーマンスでも今までに無いアクトが見られるなど、 かなり充実感のある公演だったように思う。
さいごに
異色のスリーマンではあったが、まるでホームのような空間のライブだった。
全体の動員は驚くほど少なかったが、SHINくんのパフォーマンスはそれに反比例するかのように良いものだったと思う。
終演後にSHINくんのツイートを見て最近思うのは、オーディエンスサイドが感じる感触に近いものをステージ上でも感じているんだな、ということ。ここに乖離があるとどちらかのひとりよがりになってしまったり、置いてけぼりのような感覚に陥ったりしてライブとしてはあまり良く無いのだが、今はSHINくんとファンの心がひとつになってきているように思う。
この良い感触を持ったまま迎える9月からのツアーがますます楽しみになった。
最後にこの公演を終えたSHINくんのTwitterより。
今日の箱はでかかったなあ
— SHIN (@white_judas) June 16, 2018
ワンマンイベント関係なくやれる奴になるよ
信じてくれてるみんなが誇れるように!
でもね
幸せがキャパオーバーだったよ
ありがとう
みんなにそのうち僕の夢が一つ叶った報告をします
来てくれたみんな
思っててくれたみんな
出会ってくれたみんな
ありがとう
SHIN pic.twitter.com/7X6ufxakc9
それにしても今日はおれのファンの子めっちゃ沢山来てくれて幸せだった✨
— SHIN (@white_judas) June 16, 2018
引っ張ってくからな!!!
ありがとね。 pic.twitter.com/s7nugXuWW7
今昨日のライブ映像見てたんだけど
— SHIN (@white_judas) June 17, 2018
やっぱ凄いいい空間だったなー
みんなめっちゃ名前叫んでくれてるし。
ありがとね
昨日はゆーせーに言われてギターの音量上げてみたんだよね
いやー。
ライブしたい
最近ふわふわ系写真が多かったんでバキバキなやつたまには載せとく pic.twitter.com/CqOasGGLoE
ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。
尚、全て一個人の曖昧な記憶であり、事実と異なる部分や勝手に記憶が脚色された箇所、個人的解釈による記述もあるかも知れませんが、どうかご了承くださいませ。
また、あくまで個人的感想によるものですので、感想や考え方の相違について異論や誹謗は受け付けておりませんことをご承知置き願います。
♥ 3月に行われたSHINくん出演のスリーマンCHAIN REACTIONのライブレポートはコチラ ♥